日本内科学会雑誌
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III.食事・運動療法の可能性と限界
石垣 泰
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2017 年 106 巻 4 号 p. 696-701

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抄録

脂質異常症治療の基本は食事・運動療法を基盤とした生活習慣の改善にある.内臓脂肪減少に向けて食事の総エネルギー摂取を適正化し,さらに炭水化物50~60%,脂質20~25%のエネルギー比とする.また,飽和脂肪酸摂取を制限し,n-3系不飽和脂肪酸に置き換えて摂取するとともに,コレステロール摂取も200 mg/日以下に制限する.日常生活の中で身体活動を増やし,個々に適した運動を生活に取り入れるように心がけることも重要である.

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© 2017 一般社団法人 日本内科学会
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