日本内科学会雑誌
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II.虚血を治す・予防する(薬物・非薬物治療の進歩)
4.外科的冠血行再建:冠動脈バイパス術(CABG)の最新の現状
西川 幸作福井 寿啓
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2021 年 110 巻 2 号 p. 240-246

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抄録

次世代の薬剤溶出性ステントの登場に伴い,経皮的冠動脈インターベンションの適応は広がる一方,冠動脈バイパス術(coronary artery bypass grafting:CABG)の適応となる症例は減少すると共に,多枝病変や多くの合併症を有する,重症例の占める割合が増している.本稿では,最新のガイドラインや臨床試験の結果を踏まえ,CABGの現状について概説する.

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© 2021 一般社団法人 日本内科学会
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