大阪市立大学大学院医学研究科肝胆膵病態内科学
2022 年 111 巻 1 号 p. 15-21
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
肝線維化は,慢性的に持続する肝細胞傷害に呼応して肝組織内に過剰な細胞外マトリックス物質が蓄積することに由来する.肝線維化に対する有効な治療法はまだなく,その開発は急務である.一方,肝線維化の病態生理に関する研究は,その中心的役割を果たす肝星細胞の活性化機序やコラーゲンの産生・分解の制御機構の解明が進んだことで飛躍的な進歩を遂げており,肝線維化治療薬開発の進展へと結びつくことが期待される.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら