日本内科学会雑誌
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II. 治療
4. 不整脈の非薬物療法の現状と展望
2) ペースメーカーとICD
石川 利之
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2006 年 95 巻 2 号 p. 278-284

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抄録
ペースメーカー植込み症例にはしばしば心房細動が合併する. 心房ペーシングには心房細動予防効果が認められるが, 心房細動予防のための至適ペーシング部位やペーシング・アルゴリズムが検討されている. 重症心不全に対する両室ペースメーカー治療の有効性は確立したが, より有効な適応基準の検討が必要である. 致死的頻脈性不整脈に対する植込み型除細動器 (implantable cardiodefibrillator ; ICD) の有効性が認められているが, 予防的ICD植込みやICDと両室ペースメーカーの組み合わせの有効性が報告されている.
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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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