日本内科学会雑誌
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IV. 治療のupdate
1. 急性増悪 (発作) への対応
土肥 眞
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2006 年 95 巻 8 号 p. 1443-1449

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抄録
抗炎症療法が普及した結果, 急性増悪 (発作) を来す気管支喘息症例は減少しているが, 喘息死の症例も未だに年間4,000例近く経験される. 急性発作時の対応は, 的確な診断, 状態の評価と適切な投薬による. 治療は, アドレナリン製剤の皮下注射, β刺激薬の吸入, テオフィリン薬やステロイド薬の点滴静注などの組み合わせによる. 服薬コンプライアンスの維持や誘因の除去回避など, 発作を起こさせない日常の管理も重要である.
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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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