日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
IV.性感染症
3.ヒトパピローマウイルス感染症
松本 光司吉川 裕之
著者情報
キーワード: HPV, 子宮頸癌, ワクチン
ジャーナル フリー

2007 年 96 巻 11 号 p. 2456-2464

詳細
抄録
ヒトパピローマウイルス(HPV;human papillomavirus)は現在90以上の型が分離されているが,HPVの型によって感染部位と生じる疾患が異なる.子宮頸癌の90%以上からHPV DNAが検出され,我が国ではHPV16,18,31,33,35,52,58型の7タイプがとくにハイリスクである.海外ではワクチンがすでに市販されており,ワクチンによる感染予防が現実のものとなってきた.
著者関連情報
© 2007 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top