日本内科学会雑誌
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III.治療と予防
2.大腸腺腫・早期癌の内視鏡治療―適応と根治度判定・経過観察―
田中 信治岡 志郎茶山 一彰
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2007 年 96 巻 2 号 p. 271-276

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抄録

 大腸腫瘍の内視鏡的治療の適応条件は,腺腫,M癌,SM軽度浸潤癌である.内視鏡的治療の適応となる腫瘍の大きさは,その病理学的特性・術前診断能力と術者の内視鏡技量により一定でない.内視鏡摘除標本が,SM浸潤1,000μm未満,脈管侵襲陰性,高・中分化腺癌であれば根治として経過観察でよい.治療後も,見逃し病変の予防,局所遺残再発病変の確認,異時性多発病変の診断を目的に,サーベイランス全大腸内視鏡検査が必要である.

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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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