慶應義塾大学消化器内科
2008 年 97 巻 1 号 p. 92-98
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発癌のケモプリベンションは魅力的テーマであるが,臨床的にエビデンスの高い物質は多くない.発癌予防には1次と2次予防があり,ウイルスに基づく肝発癌では1.5次予防に期待が持たれる.近年1次予防としてコーヒー飲用が報告されたが今後の前向き介入研究が期待される.1.5次予防として非環式レチノイドや抗ウイルス治療のインパクトは高い.発癌寄与因子,分子機序の研究により今後の創薬が期待される.
日本内科学会会誌
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