日本内科学会雑誌
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III.骨粗鬆症
1.代謝疾患としての骨粗鬆症の病態と治療
遠藤 逸朗松本 俊夫
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2008 年 97 巻 10 号 p. 2444-2451

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抄録

骨粗鬆症とは,骨強度の低下に基づき骨折のリスクが高まった状態と定義される.この骨強度には,骨密度のみならず骨質も重要な役割を果たすことが明らかとなってきた.原発性骨粗鬆症は,退行期に発症する閉経後と男性骨粗鬆症に加え,若年性骨粗鬆症に分けられる.若年性のなかには遺伝子異常に基づくものも同定されている.管理と治療の目標は骨折の防止であり,骨折防止効果が証明された薬剤も多く登場している.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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