日本内科学会雑誌
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V.院内感染対策からみた特殊病態患者の管理
3.尿道カテーテル留置例
塚本 泰司高橋 聡栗村 雄一郎
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2008 年 97 巻 11 号 p. 2737-2742

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抄録
尿道にカテーテルを留置する前に,本当に留置が必要かを再確認する.意味のない留置は厳に避けるべきである.また,早期に抜去する可能性を常に考える.尿道留置カテーテルにともなう尿路感染症は複雑性尿路感染症であり,急性増悪がなければ抗菌薬治療の適応にはならない.カテーテル留置に当たっては無菌操作を心がける.手洗い,手袋の着用は確実に行うことが不可欠である.留置カテーテルは閉鎖式を維持する.
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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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