日本内科学会雑誌
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今月の症例
Behçet病の腸管病変にサイトメガロウィルス(CMV)感染が合併した1症例
三上 栄仲瀬 裕志千葉 勉
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2008 年 97 巻 12 号 p. 3056-3059

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抄録

腸管BehçetはBehçet病の特殊病形であり腹痛,便通異常,時に腸穿孔をきたす難治性の炎症性腸疾患である.今回,その腸管病変にCMV腸炎が合併した症例を経験した.腸管BehçetとCMV腸炎の特徴的な内視鏡所見は共に円形や類円形の打ち抜き状の潰瘍であり内視鏡的に両者の鑑別は困難である.Behçet病の腸管病変の悪化を認めた場合はCMV感染の合併の可能性を念頭において検査,治療を行う必要がある.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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