日本内科学会雑誌
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I.疫学と病態
1.疫学と予後
小山 英則
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2008 年 97 巻 2 号 p. 271-276

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抄録

末梢動脈疾患(PAD)は年齢と共に有病率が増加し,その約75%が無症候性である.PADは生活習慣病と極めて関連が深く,主要な危険因子として年齢(40歳以上),喫煙,糖尿病が最も重要視されている.PADは下肢の問題にとどまらず,その存在は全身の動脈硬化の進展が示唆され,冠動脈疾患,脳血管疾患がそれぞれ約50%,30%に合併する.PAD患者の予後はきわめて悪く,重症下肢虚血の患者を除いても5年死亡率が15~30%にも達する.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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