日本内科学会雑誌
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II.検査データの見方
5.自己抗体
有村 義宏
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2008 年 97 巻 5 号 p. 979-985

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抄録

腎炎の中には,血清中に自己抗体を認め,この自己抗体が直接,間接的に腎炎の病態に関連している疾患がある.代表的な自己抗体として,抗糸球体基底膜抗体,抗dsDNA抗体,抗好中球細胞質抗体がある.これらの自己抗体は主に疾患標識抗体として,また治療の指標として臨床に利用されている.いずれの抗体が陽性の腎炎でも,診断が遅れると急速進行性腎炎症候群の経過で腎不全が進行することがあるため,早期の診断・治療開始が重要である.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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