日本内科学会雑誌
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III.治療法の実際
1.降圧薬
伊藤 貞嘉
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2008 年 97 巻 5 号 p. 994-1001

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抄録

腎障害患者の腎臓及び生命予後を改善させる為には,レニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬を用い,十分な血圧管理と尿蛋白(アルブミン)の正常化を目指すことが肝要である.降圧目標は130/80mmHg未満で,尿蛋白が1g/日以上であれば,125/75mmHgとなる.尿蛋白は定量的に評価し,治療の臨床指標とする.尿蛋白の十分な減少のためには,しばしばRA系抑制薬の増量や併用が必要となる.腎機能が低下していても,尿蛋白がある時は少量から注意して使用することが望ましい.

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© 2008 一般社団法人 日本内科学会
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