日本内科学会雑誌
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V.抗HIV療法
4.抗HIV療法(HAART)の実際
白阪 琢磨
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2009 年 98 巻 11 号 p. 2794-2801

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抄録
HIV感染症は治療の進歩によって慢性疾患となったが,治癒はまだない.治療の進歩および新薬の登場によって治療のガイドラインは毎年のように改訂されている.しかし,治療開始後の服薬アドヒアランスの維持が重要であることは変わっていない.抗HIV薬の製剤の進歩で服薬回数も減少し剤数も少なくなったが,適切な服薬を継続するには,本人の強い意志に加えて,医師,看護師,薬剤師,臨床心理士,ソーシャルワーカらのチーム医療により患者を支援する体制の構築が重要である.
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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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