日本内科学会雑誌
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III.診断と鑑別診断
2.バイオマーカー測定の意義と限界
一ノ瀬 正和
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2009 年 98 巻 12 号 p. 3026-3032

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抄録
気管支喘息の診断及び管理において,スパイロメトリーによる閉塞性障害の評価や気道過敏性検査がこれまで行われてきた.一方,喘息の本態である「気道炎症」に関しても,喀痰,呼気ガス,呼気凝縮液といった検体を用いた方法が臨床応用されつつある.これら所謂「バイオマーカー」の中でも呼気一酸化窒素濃度測定は非侵襲的で発作期にも行えることから,今後のさらなる展開が期待される.
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© 2009 一般社団法人 日本内科学会
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