インスリン自己抗体による遷延性低血糖を合併した維持血液透析患者の1例

浜谷 博子; 小畑 敬子; 吉田 弘明; 小林 さつき; 植木 嘉衛

doi:10.2169/naika.98.1990

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インスリン自己抗体による遷延性低血糖を合併した維持血液透析患者の1例

浜谷博子, 小畑敬子, 吉田弘明, 小林さつき, 植木嘉衛

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キーワード: インスリン抗体, 遷延性低血糖, インスリン自己免疫症候群（insulin autoimmune syndrome：IAS）, 血液透析

ジャーナルフリー

2009 年 98 巻 8 号 p. 1990-1992

DOI https://doi.org/10.2169/naika.98.1990

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抄録

インスリン治療歴がある50歳男性の血液透析患者でインスリン，血糖降下薬を使用していなかったにもかかわらず遷延性の低血糖発作を繰り返し認めた．低血糖時にインスリン161μU/mlと上昇，インスリン抗体結合率は15.2％とインスリン自己抗体による低血糖と診断．二重濾過血漿交換（DFPP），血漿交換（PE）にステロイドの併用療法を行い，低血糖発作を認めなくなった．HLA解析ではHLA-DR4を認めた．

責任著者(Corresponding author)

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