藤田保健衛生大学リウマチ・感染症内科
2010 年 99 巻 10 号 p. 2490-2496
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サルコイドーシスは非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を呈する原因不明の多臓器疾患である.皮膚の遅延型過敏反応が抑制され,病変部位でのCD4/CD8比が増加する.血清ACE活性やガリウムの取り込みの増加などもみられる.関節炎で最も高頻度に見られる急性型は大関節に好発し軟部組織の腫脹がみられるが,骨変化はない.多くは自然治癒するが,潜行性発病例,特に多臓器に肺外病変のある例は慢性に進行し,副腎皮質ホルモンの治療は症状を改善させる.
日本内科学会会誌
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