九州大学第二内科
1991 年 80 巻 4 号 p. 553-558
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脳卒中の急性期・慢性期の血圧管理は次の点に留意する. (1)急性期の血圧上昇は自然降圧する.したがって脳出血の一部を除き降圧治療は行わない. (2)慢性期(発症1ヵ月以降)の高血圧は再発防止のために降圧治療を行う.降圧目標レベルは病型・重症度・年齢を考慮し,高齢者の血圧は高めに保つ.目標レベルまでは2ヵ月以上かけ降圧は緩徐に行う. (3)脳循環に悪影響のない降圧薬を選び,必要に応じて脳血管拡張薬・抗血小板薬を併用する.
日本内科学会会誌
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