旭川赤十字病院循環器内科
1993 年 82 巻 12 号 p. 2061-2063
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症例は53歳,男性.仕事中棚の落下による下顎の打撲後より悪寒戦慄を伴う発熱,全身倦怠感出現し来院,心電図上高度房室ブロック,右脚ブロックを,また心エコー図上大動脈弁の疣贅,心膜液貯留を認め,活動性感染性心内膜炎が疑われた.内科的治療に抵抗性で,右Valsalva洞より右室への穿孔を生じ,緊急手術を施行するも死亡.経過が極めて急激で,早期手術の重要性が示唆された1例であった.
日本内科学会会誌
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