日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
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5.ストレスと潰瘍
荻原 達雄佐藤 信紘
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1995 年 84 巻 6 号 p. 868-872

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抄録
全身性にストレスが加わると自律神経や液性因子を介して胃粘膜血流などの粘膜防御能が低下し胃病変を発生させる.ストレス時の胃粘膜微小循環障害および病変発生の両者に関係する局所因子として1eukotrieneや血小板活性化因子などのケミカルメディエイターがあり,血管収縮因子endothelinや血管拡張因子NOの役割も明らかとなってきた.ストレス時に合成されるheat shock proteinについても病態との関連が示唆されている.
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