日本内科学会雑誌
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尿中IL-8が高値を示した顕微鏡的多発動脈炎の1例
馬庭 幸二大串 文隆市川 和加葉久 貴司中村 陽一清水 英治曽根 三郎
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1996 年 85 巻 12 号 p. 2073-2074

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抄録

症例は75歳,女性.発熱,下肢のしびれを主訴に受診.白血球増加,炎症反応の亢進,腎機能障害をみた.腎生検にて糸球体における半月体形成,微小動脈炎がみられ,血清中P-ANCA陽性であり顕微鏡的多発動脈炎と診断し, mPSLパルス療法を行い一時的改善をみた.尿中IL-8値は治療前に高値を示したが臨床症状の改善とともに低下し,顕微鏡的多発動脈炎において,その疾患活動性,治療効果の指標としての有用性が示唆された.

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