日本内科学会雑誌
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2. Fisher症候群の病態と治療:特異抗体の関与
楠 進
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1998 年 87 巻 4 号 p. 617-622

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抄録
Fisher症候群は外眼筋麻痺,失調,腱反射消失を三徴とするGuillain-Barré症候群の亜型である.ほぼ全例で急性期に抗GQ1b IgG抗体が血中に上昇し,診断マーカーとして有用である.動眼神経・滑車神経・外転神経の傍絞輪部にGQ1b抗原が局在しており,抗GQ1b IgG抗体はこれらの部位に結合して外眼筋麻痺の発症因子となっている可能性がある.プラズマフェレーシスや免疫グロブリン大量静注は治療として有効である.
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