病初期に左同名半盲を呈したCreutzfeldt-Jakob病の1例

和泉 唯信; 宇高 不可思; 植村 健吾; 中溝 知樹; 高橋 牧郎; 西中 和人; 亀山 正邦; 辻 孝仁; 二宮 さゆり; 猪原 博之; 原 吉幸

doi:10.2169/naika.88.1099

和泉唯信, 宇高不可思, 植村健吾, 中溝知樹, 高橋牧郎, 西中和人, 亀山正邦, 辻孝仁, 二宮さゆり, 猪原博之, 原吉幸

著者情報

和泉唯信
住友病院神経内科
宇高不可思
住友病院神経内科
植村健吾
住友病院神経内科
中溝知樹
住友病院神経内科
高橋牧郎
住友病院神経内科
西中和人
住友病院神経内科
亀山正邦
住友病院神経内科
辻孝仁
住友病院眼科
二宮さゆり
住友病院眼科
猪原博之
住友病院眼科
原吉幸
住友病院眼科

キーワード: Creutzfeldt-Jakob病, 同名半盲, 脳波

ジャーナルフリー

1999 年 88 巻 6 号 p. 1099-1100

DOI https://doi.org/10.2169/naika.88.1099

詳細

抄録

症例は63歳男性.亜急性に進行する視力低下で発症,典型的な左同名半盲が続発したため入院した.入院時,軽度の見当識障害を認めた.脳波で右後頭葉中心にperiodic synchronous discharge (PSD)を認めた.入院後,ミオクローヌスが出現し,痴呆が急速に進行したためCJDと診断した. CJDの初期においても典型的な同名半盲を呈することは臨床的に重要と考えた.

責任著者(Corresponding author)

訂正情報

J-STAGEへの登録はこちら（無料）