大阪府立羽曳野病院内科
2000 年 89 巻 5 号 p. 848-854
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結核は慢性感染症である.しかしその病態は,マクロファージとヘルパーT細胞1 (TH1)が主体の遅延型アレルギーである.すなわち,結核菌体の刺激によりTH1指向性のサイトカインが感染局所に過剰産生され,菌体蛋白抗原特異的なTH1細胞が誘導される.その結果,マクロファージが活性化されて類上皮細胞, Langhans巨細胞を経て,結核結節や結核性空洞形成へと進む.
日本内科学会会誌
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