日本内科学会雑誌
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II.結核予防法と結核診療
仲本 敦斎藤 厚
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2000 年 89 巻 5 号 p. 841-847

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抄録
再興感染症の代表である結核は,なお年間40.000人以上もの新患者が登録される,わが国最大の感染症である.長らく結核対策の根幹を成してきた「結核予防法」は,平成11年4月施行の「感染症新法」とは独立して存続し,強化が図られることになった.結核の集団感染や院内感染の多発など様々な問題が提起される中,すべての臨床医が結核に関する知識を再確認し,診断技術の向上,院内感染の予防,患者発生への適切な対処などを図る必要がある.
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