大阪厚生年金病院循環器科
2001 年 90 巻 1 号 p. 136-138
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症例は25歳,男性.主訴は発熱. CRPは増加し,心雑音を聴取した.心エコー上大動脈弁右冠尖に10mmの疣贅様エコー像を確認し,血液培養よりCampylobacter fetusが検出された.感染性心内膜炎と診断し,感受性のある抗生剤治療を行い血液培養は陰性化した.しかし炎症所見の著明な改善はなく,抗生剤を一時中止し経過観察したところ解熱, CRPも低下し,心エコー上疣贅も器質化を認め,第106病日退院となった.
日本内科学会会誌
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