日本内科学会雑誌
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5.遺伝子検査の現状と将来展望
宮地 勇人
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2005 年 94 巻 12 号 p. 2486-2494

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抄録

遺伝子検査は,感染症や白血病を中心に,迅速な確定診断だけでなく,治療適応決定,治療モニタリングなど患者管理に広く利用されている.遺伝子検査には,従来検査にない情報として,疾患の早期診断や発症前診断がある.多因子疾患である生活習慣病においても,遺伝子検査は,発症リスクの判別と個別的予防,さらに,予後診断,治療効果予測に期待されている.遺伝子検査の適正な評価と利用のため,情報,技術,経済,医療基盤の整備が望まれる.

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