日本内科学会雑誌
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1.閉経後骨粗鬆症
井上 聡
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2005 年 94 巻 4 号 p. 626-631

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抄録

閉経後骨粗鬆症は,女性ホルモンの欠乏状態において病的に骨量が減少し,骨質が劣化して脆くなり,骨折をおこしやすくなった病態である.この際,骨吸収が著明に亢進し,高代謝回転型となる.その発症には,骨吸収を促進するサイトカインの産生をはじめ,多様なメカニズムが関与している.治療には,骨吸収を抑制する各種薬剤が有効である.新薬の開発のためにも,エストロゲンと関連薬の作用機序,閉経後骨粗鬆症の病態生理の解明が,期待される.

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