徳島大学大学院生体情報内科学
2005 年 94 巻 4 号 p. 643-648
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骨への力学的負荷が減弱した寝たきり患者や宇宙飛行士は,著明な骨量減少をきたす.この不動性骨粗鬆症の病態の特徴は骨吸収の亢進と骨形成の低下という,両者のバランスが破綻した“アンカップリング”である.力学的負荷は細胞内カルシウム上昇や様々なリン酸化カスケード・転写因子の活性化などをもたらすが,その作用機序には不明な点が多い.治療についてはビスフォスフォネートによる薬物療法を第一選択に考える.
日本内科学会会誌
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