東京女子医科大学産婦人科学教室
2005 年 94 巻 4 号 p. 708-713
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HRT/ERTは骨粗鬆症による骨折防止効果は明らかであるが,同等の効果を有する他の薬剤があるので,閉経後骨粗鬆症の予防を目的に使用する時は,代替療法を慎重に検討すべきである.骨折リスクは年齢とともに増加するが, 65歳以上では痴呆も2倍増加し, HRT/ERTの使用によりこの痴呆はさらに2倍増える.以上から, HRT/ERTは現時点では血管運動症状を伴わない骨粗鬆症の予防・治療には勧めるべきではない.
日本内科学会会誌
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