日本内科学会雑誌
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2.精神科の立場から
池田 学
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2005 年 94 巻 8 号 p. 1529-1535

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抄録

痴呆にみられる精神症状・行動異常(BPSD)の治療に関しては,有効な薬物療法が開発されつつある. BPSDの内容は,疾患毎に多岐にわたるので,治療の標的とする疾患ならびに症状を明確にして治療法を選択することが重要である.標的とするBPSDは,頻度が高く,介護負担の大きなもの,日常生活上大きな支障をきたしているものが候補となる.治療薬は,理論的に裏打ちされたものを慎重に選択し,投与量も慎重に決定することが重要である.

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