2021 年 2021 巻 9 号 p. 1-10
本研究では,近年急速に発達したデジタルデバイスを用いた小麦育種の効率化,データの集約・省力化を目的として,既成ソフトであるFileMaker をベースとした電子野帳の開発を行った.また,この電子野帳と様々なデバイスを用いてデータ取得の効率性を検証した結果,作業時間の短縮および人的エラーの軽減を実現し,正確かつ大量のデータを簡便に扱うことが可能となった.本研究で開発した様々なプログラムはデジタルデバイスの操作に不慣れな職員でも抵抗感なく取り扱うことができた.以上の成果は,今後の系統選抜の正確性と育種の効率化に大きく寄与する.