風工学シンポジウム講演梗概集
Online ISSN : 2435-5437
Print ISSN : 2435-4392
第26巻(2020)
会議情報

龍飛崎における風車と灯台の風況に関する相関関係
*笹沼 菜々子本田 明弘
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 19-24

詳細
抄録
再生可能エネルギーの主力電源化には発電コストの低減が大きな要素であり、風力発電をとりまく環境条件では平均風速の頻度分布が発電量に大きく影響を及ぼす。現在国内で注目を集めている洋上風力発電においても、水深の浅い沿岸部から実用化が進められるために、地形の影響を少なからず受けることが指摘されている。よって、本研究では沿岸部の灯台と周辺に存在する地上高が60mを超えるハブ高さでの風観測記録を比較し、MASCOTによる風況シミュレーション結果を参考に地形の影響に関して考察を行った。これらの結果を応用し、今後の洋上風力候補地の検討に資する。
著者関連情報
© 2020 風工学シンポジウム運営委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top