1993 年 18 巻 p. 63-69
現在の情報化社会において,タッチタイピングをマスターすることは,コンピュータリテラシー教育の第一歩である.初等・中等教育にもコンピュータ教育が普及していく現状であるが,今までほとんどタッチタイピング教育を受けていない大学生に対し,効果的なタッチタイピング教育のあり方を模索し,分析したものである.本学の情報処理学科1年生を対象に調査した結果,タイピングの効果をみるWPMは練習量と強い相関があり,学生に「練習をしなければいけない」という意識付けをいかにするかが,タッチタイピングマスターの鍵となる.