1993 年 18 巻 p. 93-99
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プラスチック廃棄物より有効物資への回収を目的として,ポリエチレンの空気酸化を通常の流通式酸化装置を用いて,常圧熱分解空気酸化について検討した.ポリエチレンの主鎖の切断を著しく起こすような高温度においては,酸化誘導期への影響は反応温度と空気流量の増加と共に短縮した.また,触媒は誘導期の短縮やヒドロペルオキシドの分解促進にはその効果が認められたが,定常状態での酸化速度にはその影響は殆ど認められなかった.これはラジカルのかご効果による高分子化合物の酸化による特異反応であると考えられる.
名古屋文理大学紀要
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