2021 年 42 巻 5 号 p. 194-200
ベンゾフェノン構造を持つエポキシ樹脂(DGBZP)と4,4’- ジヒドロキシベンゾフェノン(DHBZP)を反応させて得られる結晶性硬化物の物性を評価した。DGBZP 硬化物の融点(Tm)は234.6℃であり,ジフェニレンエーテル構造のエポキシ樹脂(DGDPE)に比べて,56.7℃高い値を示すとともに,Tg も43.3℃高くなった。また,線膨張係数は4.2 × 10-5℃-1 であり,結晶化により大幅に低下した。さらに,熱拡散率はTm に対応して,230℃付近まで高い値を持つことが確認された。