2022 年 43 巻 2 号 p. 50-55
ベンゾフェノン構造を有する4, 4’- ジグリシジルオキシベンゾフェノン(DGBP)と4, 4’- ジヒドロキシベンゾフェノン(DHBP)を反応させた場合,結晶性の硬化物を与えることが分かっている。耐熱性の向上を狙いとして,硬化剤成分にDHBP と4, 4’- ジアミノジフェニルスルホン(DDS)の併用を検討した。その結果,DDS の割合が40 wt%まで結晶性の硬化物が得られることを確認した。DDS を40 wt%とした場合のガラス転移温度は186.2 ℃であり,DDS を用いない場合に比べて20.7 ℃高くなった。また,結晶化することにより,熱膨張率および吸水率の低減に加えて熱伝導率が向上した。