2022 年 43 巻 4 号 p. 142-149
N, N’- メチレンビスアクリルアミドとm-キシリレンジアミンのアザマイケル付加反応により高い水溶性を持ったポリアミン硬化剤を合成し,滴定による硬化剤中の第1,第2,第3 アミン価の定量を検討した。まずモデル化合物としてモノ,ジ,トリヘキシルアミンの滴定を行い,十分な精度でアミン価を定量できることを確認した。次に合成した水溶性アミン硬化剤の滴定を実施し,第1,第2,第3 アミン価及び活性水素当量を算出した。さらに水溶性アミン硬化剤と水系エポキシ樹脂との硬化膜を作製し耐水性を評価した。その結果,硬化膜は高い耐水性を示し,含浸168 時間後でも塗膜の平滑性は保たれていたことが分かった。