ネットワークポリマー論文集
Online ISSN : 2434-2149
Print ISSN : 2433-3786
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五員環カーボナート側鎖を有する 低分子量メタクリレートホモポリマーの合成ならびに アリル化合物との共重合とそのネットワークポリマー形成
利光 史行, 竹内 規貴, 古荘 義雄, 森 茂樹, 遠藤 剛
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2026 年 47 巻 5 号 p. 242-255

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抄録

五員環カーボナートを側鎖に有するポリメタクリレートの溶解性を向上するべく,低分子量化を目指してグリシジルメタクリレート(GMA)のラジカル重合の条件を検討した。最初に,連鎖移動剤を使用し低分子量のポリ(グリシジルメタクリレート)(PGMA)を合成した。続いてエポキシドとCO₂との環化付加反応により五員環カーボナート側鎖を有するポリ(メタクリレート)(PMA5CC)へと変換した。得られたPMA5CC は低分子量であり,非プロトン性極性溶媒のみならず,一部の低極性溶媒にも良好に溶解した。また,五員環カーボナートを有するメタクリレートモノマー(MA5CC)を連鎖移動剤存在下で直接ラジカル重合することでも低分子量のPMA5CC を直接合成でき,PGMA 経由で合成したものと同様の溶解性を示した。一方で,GMA を過剰量のアリル化合物の存在下でラジカル重合を行うことでも低分子量の共重合体が得られ,PGMA と同様に環状カーボナートに誘導できた。さらに,低分子量のPMA5CC および共重合体は,それぞれジアミンと反応させることで五員環カーボナートの開環反応を介して架橋し,ネットワークポリマーを形成した。

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