ネットワークポリマー
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亜臨界水によるFRP の高付加価値化・水平リサイクル技術(2)
中川 尚治真継 伸広田 伸也宮崎 敏博柴田 圭史井東 達雄矢野 宏薮ノ内 伸晃安田 雄一郎日高 優松井 絢子
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2009 年 30 巻 2 号 p. 83-90

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抄録
リサイクルが困難な繊維強化プラスチック(FRPと略記)の亜臨界水による高付加価値化・水平リサイクルにおいて,スチレン-フマル酸共重合体(SFCと略記)の1-オクタノールによる分離・改質手法を試み,SFCのほぼ100%を1-オクタノールに抽出し,水の残存量をSFC:水=1:0.25まで低減した。SFC改質は175℃,17h,硫酸共存下でエステル化改質反応を行い,ほぼ100%の収率で改質SFCを得た。得られた改質SFCを市販低収縮剤に配合してFRP成形板を試作・評価した結果,配合率50%で市販低収縮剤とほぼ同等の性能であることを確認し,“高付加価値化リサイクル”の可能性を検証した。また,スケールアップ検討として,亜臨界水分解/無機物分離パイロットプラントを設計・製作し,粉砕パイロットプラントと共に実証実験を行った。その結果,ベンチプラントに比べてほぼ90%以上の性能を達成した。SFC分離・改質プロセスはベンチプラントを設計・製作し,実験を行い,ビーカースケールに比べてほぼ85%以上の性能を達成した。
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© 2009 合成樹脂工業協会
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