ネットワークポリマー
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高い植物度を有した軟質ポリウレタンフォーム用 バイオポリオールの開発
宮田  篤史鵜坂  和人松本  信介山崎  聡
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2012 年 33 巻 6 号 p. 314-322

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抄録

石油資源の使用量削減と炭酸ガス排出削減のため,非可食の植物油を変性したポリオール(以下,バイオポリオールと略する)を用いた軟質ポリウレタンフォームの開発を行ってきた。その結果,自動車のシートクッション用軟質ポリウレタンフォームの規格に適したバイオポリオールを上市することができた1)が,ポリウレタンフォーム中の植物度の向上,すなわち,バイオポリオールの使用量の増加にともない,フォームの諸物性が低下し,シートクッションとしての規格を満足することが困難であった。今回,ポリオールの出発原料であるヒマシ油を高純度化したバイオポリオールを調製すると共に,バイオポリオールと石油系ポリオールとの相容性を改善することにより,高い植物度を有した軟質ポリウレタンフォーム用バイオポリオールを開発することができたので,その特徴について報告する。

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© 2012 合成樹脂工業協会
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