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アミノピリジン類,イミダゾールによるエポキシ硬化挙動の相違
牧内  直征須藤  篤遠藤  剛
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2012 年 33 巻 6 号 p. 323-328

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抄録
エポキシ樹脂の硬化剤,硬化促進剤としてイミダゾールが古くから使用されているが,本研究ではアミノピリジン類に着目し,エポキシ樹脂の硬化挙動について粘度測定,DSC 測定等により,その相違点を比較した。イミダゾール(Im),4- アミノピリジン(AP),4- ジメチルアミノピリジン(DMAP)の3 種の開始剤それぞれとビスフェノールA 型ジグリシジルエーテル(DGEBA)を混合したサンプルについて,反応率に対する活性化エネルギーの変化を見積もった結果,それぞれ異なる傾向を示すことが分かった。開始剤としてDMAP を用いた場合には反応の進行とともに活性化エネルギーが上昇し重合の進行が抑制されるのに対し,Im を用いた場合では反応進行とともに徐々に活性化エネルギーが低下し,重合が促進される傾向が見られた。そして,AP ではその傾向がより顕著なものであることが明らかとなった。以上のことより,AP がエポキシ硬化触媒として,Im 以上に優れた触媒活性を示すことが明らかとなった。
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© 2012 合成樹脂工業協会
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