ネットワークポリマー
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総合論文
高耐熱性エポキシ樹脂の開発に向けた基礎検討
有田 和郎
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2015 年 36 巻 5 号 p. 255-264

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抄録
物理的耐熱性に関して,エポキシ基濃度が異なる各種アルキルフェノールノボラック型エポキシ樹脂と,平均エポキシ基数の異なるクレゾールノボラック型エポキシ樹脂を用いて架橋密度と諸物性の関係を明かにし,それぞれを比較することで,エポキシ基濃度およびエポキシ基数がガラス転移温度や,その他の重要特性におよぼす影響をそれぞれ分離して定量的に解析した結果を紹介した。一方,化学的耐熱性に関しては,市販のさまざまな構造のエポキシ樹脂を用いて検証した結果を紹介した。架橋密度を高める手法では,他の機能目標が相反関係となることが明らかとなり,そのメカニズムを先人の理論を用いて解説した。更に架橋密度の増強手法ではなく,新たな分子設計技術の開発の必要性を示し,特殊骨格導入による開発事例を示した。
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© 2015 合成樹脂工業協会
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