ネットワークポリマー
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シアノグアニジンとホルムアルデヒドとの反応-第8報-
シアノグアニジンーホルムアルデヒド樹脂液の魚および微生物に対する影響評価
戎野 棟一清水 克彦三木田 慶昭柴 隆一
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2000 年 21 巻 4 号 p. 179-184

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抄録
N′′-シアノグアニジン (CG), およびフリーのN, N-ジアミノメチレンウレア (DU) やN, N′-メチレンビス [N′-ジアミノメチレンウレア] (Bis-DU) とホルムアルデヒド (F) とを反応させて得られる樹脂液の魚および微生物に対する有害性について影響評価した。ヒメダカに対するこれら樹脂液の有害性は, 48時間及び72時間のT1m値から判断して, DU-F樹脂液 : 13-15および11-13>CG-F樹脂液 : 26-28および21-23>Bis-DU-F樹脂液 : 43-45および39-41mg・dm-3の順になった。活性汚泥によるアニリンの生分解や数種の細菌の成長に対するこれら樹脂液の阻害的な影響は, 実用上の障害にならないと考えられた。何故なら, CG-F, DU-FおよびBis-DU-F樹脂液の最少凝集濃度はそれぞれ, 2.7×10-5, 1.1×10-5, 9.0×10-6mol・dm-3であり, 凝集処理には10-5~10-4mol・dm-3で用いられ, この濃度では, いずれの樹脂液とも阻害的な影響を与えないからである。
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