ネットワークポリマー
Online ISSN : 2186-537X
Print ISSN : 1342-0577
ISSN-L : 1342-0577
塩基性触媒下でのイソシアナートとエポキシの反応に関する理論的研究
奥本 佐登志山邊 信一
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 21 巻 4 号 p. 194-198

詳細
抄録
標記の反応を分子軌道計算によって調べた。モデル化合物として, メチルイソシアナートとエチレンオキシドを用いた。生成物である2-オキサゾリドンは, 塩基性触媒 (例えばCl-)がエチレンオキシドの炭素に求核攻撃し, 2回のSN2反応によって生成する。イソシアヌラートは, まずイソシアナートが塩基性触媒と作用し, 段階的に3分子が結合することによって生成する。このイソシアヌラート6員環は段階的にイソシアナートと2-オキサゾリドンに変化する。この反応において, イソシアヌラートと塩基性触媒と作用したエチレンオキシドで構成された四面体型の中間体が鍵となることがわかった。
著者関連情報
© 合成樹脂工業協会
前の記事 次の記事
feedback
Top