日本橋学館大学人文経営学部
2003 年 2 巻 p. 15-26
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市場経済に関する新古典派パラダイムは次の仮定の上に築かれている:経済主体は合理的であり,企業は利潤の極大化を,消費者は効用の極大化を求めて行動し,市場においては完全競争が行われ市場に問する完全な情報が提供されている。このような仮定は,非現実的であり,非現実的な仮定の上に築かれた理論は経済の実態を説明できないとする批判に度々さらされる。本稿は情報の不完全性,主に情報分布の非対称性問題を考察する。
開智国際大学紀要
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