富山大学
2011 年 60 巻 9 号 p. 21-28
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旧派の連句が、実際には蕉風をどのように継承しているかということを作品に即して検討する。そのために、蕉風伊勢派の俳諧を現代に伝え、付けと転じが連句の特質であると説いた根津芦丈を中心に、親交のあった三人が巻いた歌仙「小鳥来る」の巻を取り上げる。各務支考が体系化した「七名八体説」の八体論がどのように意識されているのかを明らかにしながら、現代連句の課題にも言及する。
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