日本文学
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特集・〈第三項〉と〈語り〉――ポスト・ポストモダンと文学教育の課題Ⅱ
小学校における「第三項」問題
藤原 和好
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2013 年 62 巻 8 号 p. 41-50

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抄録

小学校の文学の授業では、ストーリーに浸らせ、そこでのびのびと遊ばせることが大事である。だが、ストーリーをたどる読みは、教師の手のひらで遊ぶだけのものになってしまう。そこから抜け出すために、「語り」を意識させることはきわめて有効である。「語り」は、語られている世界を意味づけ、語られていない世界に出会う装置である。その「向こう側の世界」との出会いから紡ぎ出される子どもの読みは、教師の読みをも揺さぶる。

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© 2013 日本文学協会
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