共立女子短期大学
2015 年 64 巻 5 号 p. 21-30
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共同体の経験を歌謡で伝えることは、たとえば復興応援ソング「花は咲く」の合唱を疑わない現状からすると当然のように思えるが、これは歌謡本来のあり方ではない。本稿では意識的に「皆で同じ感情・感懐・抒情を歌ってわかちあう」ことが近代に始まることを確認した上で、古代から中世に至る歌謡の実態をみてゆく。歌謡において「伝える」とは何か、それに先立つ「伝わる・伝わってきた」も含めて考える。
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